第10回わらび市民映画まつり
文化庁支援事業・平成30年度優秀映画鑑賞推進事業
2019年2月24日(日)
蕨市民会館大ホール
上映作品
- エノケンの頑張り戦術 午前10時30分~11時44分
- ジャンケン娘 13時~14時32分
- 大学の若大将 14時50分~16時12分
- 君も出世ができる 16時30分~18時10分(映画会終了)
詳細
入場券
前売券 | 500円 4作品鑑賞可 |
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当日券 | 500円 1作品ごと |
お得な前売り券を、早めにお求めください。
前売り券取扱所
蕨市民会館 | 445-7660 |
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蕨市立文化ホールくるる | 446-8311 |
関口商店(塚越) | 442-0867 |
萬寿屋(北町) | 431-2438 |
魚亀(錦町) | 443-6830 |
根岸クリーニング(南町) | 442-4910 |
戸田市文化会館(戸田市) | 445-1311 |
塚越 | 石川 | 441-5496 |
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中野 | 442-9991 | |
北町 | 米田 | 443-2763 |
中央 | 木原 | 445-4023 |
小宮 | 432-5404 | |
上田 | 432-1456 | |
錦町 | 尾崎 | 443-8018 |
青木 | 443-7708 | |
南町 | 高松 | 443-3011 |
勝島 | 443-0819 | |
全域 | 中西 | 03-5615-1056 |
日種 | 267-0691 | |
仲内 | 444-3176 |
主催
蕨市民会館 カルチャーショックわらび 文化庁 国立映画アーカイブ
共催
蕨市
特別協賛
木下グループ
協力
株式会社オーエムシー
お問い合わせ
蕨市民会館 TEL 048-445-7660
関連ファイル
作品紹介
1.「エノケンの頑張り戦術」 午前10時30分~11時44分(1939年 東宝・東京)
浅草オペラ出身で、「カジノフォーリー」の人気者として世に知られ、日本初の本格的レビュー映画『エノケンの青春酔虎伝』(1934)以来、戦後にまたがって数々の映画に主演した不世出の喜劇役者、榎本健一。この作品は、エノケンが最も脂の乗っていた時期のもので、防弾チョッキ製造会社で犬猿の仲である二人の社員が、何事にかけても張り合う姿を抱腹絶倒の喜劇に仕立てたもの。ライバル社員に榎本の実家のせんべい卸屋で使用人だったという経歴を持つ如月寛多、会社の課長に浅草オペラ時代の師匠だった柳田貞一という馴染み中の馴染みを配している。監督の中川信夫は主にマキノ正博監督門下で修業を積み、映像のリズム感に優れた時代劇を撮っていたが、この頃はエノケンの座付き監督とも言える位置にいた。戦後は『東海道四谷怪談』(1959)などの傑作を発表し、怪談映画の巨匠としても知られている。
2.「ジャンケン娘」 13時~14時32分(1955年 東宝)
「平凡」連載の小説をもとに、当時人気沸騰のひばり・チエミ・いづみの三人娘が主演した明朗な娯楽作品。物語は、東京の高校生であるひばりとチエミが京都を訪れ、仲良しになった舞妓のいづみから恋人探しを頼まれるというもので、メロドラマの要素も織り交ぜ、杉江敏男監督がそつなく演出した。この頃、カラー化、大型化など新しい時代が訪れていた。赤・青・黄の色彩の工夫があり、三人が歌や踊りを披露するシーンでも三色の色彩効果が活かされている。この映画の後も『ロマンス娘』(1956)が撮られ、ひばりを筆頭とする三人娘の人気の高さを示した。
3.「大学の若大将」 14時50分~16時12分(1961年 東宝)
ご存知!加山雄三の「若大将シリーズ」第1作。1971年までの11年間に17本が製作された。名優上原謙の長男という「芸能界のサラブレッド」としてデビューした加山は、明朗快活、スポーツ万能、歌や楽器もこなすキャラクターで売り出されたが、このシリーズは彼をスターダムに押し上げ、挿入歌のレコードも軒並みヒットした。一方、そんな若大将にライバル意識を持ち、その恋路にいつも横槍を入れる「青大将」もこのシリーズの裏の人気者である。常に若大将にみじめな敗北を喫するが、「青大将」を演じた田中邦衛に世の注目が集まるきっかけとなった。このシリーズは昭和初期の松竹蒲田のスポーツ万能スター鈴木伝明が主演した一連の「カレッジ物」が原型であるとされている。
4.「君も出世ができる」 16時30分~18時10分 映画会終了(1964年 東宝)
東京オリンピックを背景に、観光団を引き寄せようと観光会社の争いをユーモラスに描いた本格的なミュージカル・コメディ。監督の須川栄三は、出世の希望に燃えるフランキー堺といつも優柔不断な高島忠夫というコンビを軸に据え、益田喜頓ら芸達者をからませた。ダンス、音楽、装置など本場ハリウッドミュージカルを研究した様が窺えるが、作曲面では登場人物のキャラクターごとに曲調をくっきり使い分けるなど、細かい工夫が随所になされている。とりわけ、雪村いづみ扮する社長令嬢に導かれて、オフィスで事務員たちが繰り広げるダンスのシーンは出色の出来映えであろう。